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【週刊ハンガンネット通信】第582号 (2026年5月25日発行)
「高校の授業開始」武井一
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初めまして。武井一と申します。都立高校を中心に数校で社会科と韓国語を教えています。今年は全部で6校(うち韓国語は3校)です。ここでは高校での様子などをご紹介できればと思います。よろしくお願い致します。
高校での韓国語(第2外国語)は、学校の状況によって設置される学校設定科目です。設置の状況も、必修科目、必修選択科目、自由選択科目など学校によって異なります。
週2時間の選択科目とする学校が多いのですが、S総合高校のように、1年生は中国語か韓国語を選択必修(週1時間)、2年生、3年生にも選択科目として韓国語を置いていて、3年間学び続けられる学校もあります。
選択科目だから、全員が熱意を持って取り組んでいるかというと、そうでもなく、卒業単位をとるためにだけ選択してくる人も意外に多いです。途中で熱意を失ったが、学校の授業は途中放棄ができないので、仕方なく出席している人もいます。そんなこんなで、授業が成り立たないクラスが出現することもあります。
でも、それでも良いのです。高校は「後期中等教育」を行う所です。専門家養成ではなく、学校の活動を通じて人格形成を目指すことが目的です。韓国語の授業もその目的の中で行われます。社会科を教えていて、全員が社会科の専門家になることは目指しません。韓国語も同じなのです。
教えた生徒の中には、高校での韓国語の授業がきっかけとなって、大学で韓国語を専攻する人もいます。さらに仕事に結びついた人もいます。一方で韓国語を勉強して、語学の面白さに目覚めて、今は中国語を勉強している人もいます。国語や英語の力が上がったとか、韓国の文化に関心を持つなど様々な生徒がいました。一番避けたいのは、二度と韓国語に触れたくないと思われることです。そう言っていたのに、仕事で韓国語に触れることになって、高校の時の経験が今になって役立ったという人もいます。
韓国語を教えることはもちろんですが、それは、これから巣立つ人にとっての「触媒」なのです。どういう『化学反応』が起きるか、楽しみながら授業をしています。そして、卒業してから、『反応』の結果を聞けることも楽しみにしています。
長くなりましたので、今日はこの辺にして、実際の授業の様子や、感じたことは次回以降に書くことにしたいと思います。
